2009年3月1日日曜日

「ナッシング・トゥ・ルーズ」U.K.

原題:Nothing To Lose

■「デンジャー・マネー」収録







 失うものは何もない – 今俺は実際にそれを打破でき  
 失うものは何もない – 今俺は虚勢を張る必要も
ない  
 もしおまえが使えないのなら – 忘れてくれ、もう必要ないから
 
 失うものは何もない – もしそれが熱くないのなら 置き去ろう
   
 
 見せられるものなんて何もない 
  でも俺を止められる者もいない 俺は旅立つのさ
 
 俺は長いこと待っている、時間をムダにしている 
  だから今日旅立つのさ
 
 失うものは何もない – 俺の人生のために急がなければ
 
 失うものは何もない – サーチライトを撃ち抜いて避けろ
 
 失うものは何もない – 境界線を突破する準備はできている
 
 失うものは何もない – 今度こそ証明してやるのさ
   

 見せられるものなんて何もない 
  でも俺を止められる者もいない 俺は旅立つのさ

 俺は長いこと待っている、時間をムダにしている 
  だから今日旅立つのさ
 
 失うものは何も
ない – 命がけで走らなければならないんだ  
 失うものは何もない – サーチライトを撃ち抜いて避けろ
 
 失うものは何もない – 境界線を突破する準備はできている
 
 失うものは何もない – 今度こそ証明してやるのさ
 

 失うものは何もない – 今俺は実際にそれを打破できる
 
 失うものは何もない – 今俺は虚勢を張る必要もない
 
 もしおまえが使えないのなら – 忘れてくれ、もう必要ないから
 
 失うものは何もない – もしそれが熱くないのなら 置き去ろう
 
 失うものは何もない – 命がけで走らなければならないんだ


 Nothing to lose – Now I can really break it
 Nothing to lose – Now I don't have to fake it
 If you can't use – Forget it then I don't need it
 Nothing to lose – If it ain't hot I'll leave it

 Nothing to show but no-one to stop me I'm going away
 I'm kicking my heels, rolling the wheels and I'm leaving today

 Nothing to lose – I gotta run for my life
 Nothing to lose – Shoot out and shine those search lights
 Nothing to lose – I'm ready to cross that border line
 Nothing to lose – I'm going to make it stick this time

 Nothing to show but no-one to stop me I'm going away
 I'm kicking my heels, rolling the wheels and I'm leaving today

 Nothing to lose – I gotta run for my life
 Nothing to lose – Shoot out and shine those search lights
 Nothing to lose – I'm ready to cross that border line
 Nothing to lose – I'm going to make it stick this time
 Nothing to lose – Now I can really break it
 Nothing to lose – Now I don't have to fake it
 Nothing to lose – Forget it then I don't need it
 Nothing to lose – If it ain't hot I will leave it
 Nothing to lose – I gotta run for my life


【解説】
トリオになったU.K.を代表するキャッチーな曲。当時シングルでも発売された。タイトル曲「Danger Money」以上に、現実に向っていこうとする意志を感じる曲。ただし何か裏付けがあっての自信ではなく、「失うものは何もない」という一種の開き直りだ。

しかしそこで、くよくよ、うじうじと考え込んでいないで、何かが起こることを待っていないで、自分から動き出そうという宣言のような力強い歌。King Crimsonの面影を求めて初代U.K.に期待した世代にとっては、隔世の感があるか。しかしアルバムとして見た時、まだまだ一筋縄では行かない複雑な展開のパートも含まれていて、そのバランスが絶妙な名盤だ。


訳的には、itがたくさん出てくるが、漠然としたその場の状況を指しているitだろう。「kick one's heels」が「長い時間待たされる」という意味を持つが、「roll the wheels」には熟語としての意味は特にない。ただ「spin one's wheels」で「 時間を浪費する, 空回りする」などの意味があることから、それと同じような意味合いだと解釈した。

「I'll make it stick this time」は「make…stick」で「実証する、有効とする」というような意味があるため、「(自分の価値を)証明してみせるぜ」というふうに解した。最後の「run for my life」、「for my life」は「命がけで」という熟語だが、「俺自身の人生のために」と文字通りに訳してもいいかもしれない。

演奏上難しいことはやっていないが、曲の中程にヴァイオリンソロが入る。ライブの場合ここでエディー・ジョブソンがいったんキーボードから離れてヴァイオリンを持つ必要がある。日本でのライヴ「Night After Night」(ナイト・アフター・ナイト)を聴くと、そこの切り替えがスリリングなのだ。コーラスはオーバーダブが見え見えでちょっと残念だけど。


2 件のコメント:

  1. この曲はプログレ嫌いの妻が私のカテゴリーで唯一好きな曲です。歌詞の意味を聞かれて適当に訳し答えてましたが正しい歌詞の意味をありがとうございます

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    1. コメントありがとうございます! 状況は良くわからないけれど、曲調に合った、ストレートな力強い歌詞ですよね。励みになります!

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