2009年3月4日水曜日

「原詞への回帰」PFM

原題:Four Holes In The Ground / La Luna Nuova

「クック」収録







大地の4つの穴/新月

 時々、真実と本当の価値のなごりというものは
 友と分かち合うワイン
 あるいは夕暮れ、音楽、何かの古い像のようだ

 あるいは星を飲み込み 心に触れあうこと
 あなたを愛で包み込んでくれる人とともに

 でももし人生がお金の詰まった財布だったら
 わたしとあなたにとって それは最悪の状態
 動物園に入れられた鶏みたいなもの

 そしてもし人生がただの回転木馬なら
 時にはそれは天国
 でもたいていは地獄
 ただの壊れやすい殻

 だから自分自身の井戸を掘るんだ…
井戸、井戸、井戸、井戸、それが人生


Four Holes In The Ground / La Luna Nuova

 Sometimes it seems that what remains of truth and real value
 Is wine shared with friends
 A sunset, music or some ancient statue
 
 Drinking the stars or touching hearts
 With one whose love enfolds you
 
 But if life is just a well stuffed purse It could'nt get much worse
 For me and you
 Chicken in a zoo
 
 And if life is just this carousel
 Sometimes it's heaven
 But mostly it's hell
 Just a paper shell
 
 Dig yourself a well, well, well, well... that's life


【解説】
イタリアロック界の重鎮PFM(Premiata Forneria Marconi)の魅力が詰まった名曲。収録されているのはイタリア本国では3枚目になる「L'ISOLA DI NIENTE(甦る世界)」。King CrimsonのメンバーだったPete Shinfieldが英詞を担当した英語版「The World Became The World(甦る世界)」もある。

ただしタイトル曲「甦る世界」はイタリア語盤ではファースト「友よ」に収録されているため「L'ISOLA DI NIENTE」には入っていない。

このピート・シンフィールドの英詞による「Four Holes In The Ground」を、英語版「The World Became The World(甦る世界)」ではなく、「Cook / Live in USA」から取ったのは、とにかくライブ版「Four Holes In The Ground」が素晴らしいから。このスピード、迫力、テンションの高さ、中盤の叙情的なボーカルパートに移る際に入るメロトロンの究極の美しさ。

ライブなので逆に歌詞はやや聴き取りづらい。しかしあらためて詞を見ると、人生はお金(a well stuffed purse)でも、運(carousel)でもなく、自分の力で自分の井戸を掘ること(そしておそらく自分の水を発見すること)だと語る。ある種の人生訓 的な内容。でも使われている例えの表現が美しくPete Shinfieldらしい。

paper shellというのはヒッコリーの一種でペカンと呼ばれる果実の一品種こと。指で割れるほど弱い殻を持っている。

ちなみになぜfour holes(4つの穴)なのか。

関係ないかもしれないが、four freedomという言葉がある。1941年に米国フランクリン・ルーズベルトが宣言した人類の4つの基本的自由、すなわち

1.言論と意思表明の自由 freedom of speech and expression
2.信教の自由 freedom of worship
3.欠乏からの自由 freedom from want
4.恐怖からの自由 freedom from fear

もしかするとそのあたりから4という数が浮かんだのかもしれない。
もちろんこれは単なる憶測。あるいはこじつけ。


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