原題:Golf Girl
■「In the Land of Grey and Pink」
(グレイとピンクの地)収録
ビニールの服に身を包みゴルフコースに立っていると
お茶を売っているゴルフ場で働く少女に偶然出会った
彼女はにこっと笑って、一杯どうですかとぼくにたずねた
3ペンスで カップからこぼれそうなくらい一杯をさしあげますよと
もちろん一杯もらわないわけにはいかなかった
白状すると3杯だ
そしてゴルフ場の少女をじっくり見て、わたしに気があるとわかった
お茶を飲み終わり ゴルフコースでその後
ゴルフボールが雨あられと飛んで来て 彼女は私を守ってくれた
彼女の名前はパット
ぼくらは木の下に座り
彼女はぼくにキスをした
ぼくらはゴルフコースを散歩する
よい天気の中を一緒に
そしてモールス信号で話をするんだ
Standing on a golf course dressed in PVC
I chanced upon a golf girl selling cups of tea
She asked me did I want one, asked me with a grin
For three pence you can buy one full right to the brim
So of course I had to have one – in fact I ordered three
So I could watch the golf girl, could see she fancied me
And later on the golf course after drinking tea
It started raining golf balls and she protected me
Her name was Pat
And we sat under a tree
She kissed me
We go for walks in fine weather
All together
On the golf course
We talk in morse
【解説】
イギリスはカンタベリーミュージックを代表するグループCaravanが、1971年発表した傑作アルバム「In the Land of Grey and Pink(グレイとピンクの地)」より、その冒頭の曲。
プログレッシヴ・ロックという言葉からイメージする重々しいイントロとは違い、ホルンのちょっと間の抜けたような音で始まる、ほのぼのとしたボーカル曲。しかしRichard Sinclairの優しく淡々と歌うメロディーが自然にしみ込んでくる。
内容はゴルフ上でお茶を売っている少女と偶然出会って、恋に落ちるという素朴で可愛らしい曲。特徴的な音色のDavid Shinclairのオルガンとメロトロンもいい味を出している。
「PVCに身を包み」というのは「ビニールでできた服を着て」という意味。PVCとは塩化ビニールのこと。ダイオキシン問題で今は使われなくなったが、かつては衣類にも使われていた。
おちゃを勧めら れて、「もちろん1杯もらわないわけにはいかなかった、正直に言えば3杯」と言っているからには、すでに、「わたし」が彼女のことを気に入っている様子が うかがえる。その後「彼女が僕に気があることがわかった」とか言っているけれど。
彼女の名前「Pat」は「Patricia(パトリシア)」の別称。別称は元の名前を短く呼び易くしたもの。必ずしも元の名前の一部を取るとは限らない。例えばBethはElizabethの別称だが、RobertはBob、WilliamはBillと呼ばれる。
「talk in morse」は「talk in Morse」と同じと考えて解釈した。「in Morse」は「モールス信号で」という意味。「モールス信号」とは、よく昔の船が遭難した時など、長短2種類の組み合わせでツートンツートンと打つ、通 信用の符号のこと。二人だけでの間で通じるちょっとしたやりとりのことを指しているのだろう。
■「In the Land of Grey and Pink」
(グレイとピンクの地)収録
ビニールの服に身を包みゴルフコースに立っていると
お茶を売っているゴルフ場で働く少女に偶然出会った
彼女はにこっと笑って、一杯どうですかとぼくにたずねた
3ペンスで カップからこぼれそうなくらい一杯をさしあげますよと
もちろん一杯もらわないわけにはいかなかった
白状すると3杯だ
そしてゴルフ場の少女をじっくり見て、わたしに気があるとわかった
お茶を飲み終わり ゴルフコースでその後
ゴルフボールが雨あられと飛んで来て 彼女は私を守ってくれた
彼女の名前はパット
ぼくらは木の下に座り
彼女はぼくにキスをした
ぼくらはゴルフコースを散歩する
よい天気の中を一緒に
そしてモールス信号で話をするんだ
Standing on a golf course dressed in PVC
I chanced upon a golf girl selling cups of tea
She asked me did I want one, asked me with a grin
For three pence you can buy one full right to the brim
So of course I had to have one – in fact I ordered three
So I could watch the golf girl, could see she fancied me
And later on the golf course after drinking tea
It started raining golf balls and she protected me
Her name was Pat
And we sat under a tree
She kissed me
We go for walks in fine weather
All together
On the golf course
We talk in morse
【解説】
イギリスはカンタベリーミュージックを代表するグループCaravanが、1971年発表した傑作アルバム「In the Land of Grey and Pink(グレイとピンクの地)」より、その冒頭の曲。
プログレッシヴ・ロックという言葉からイメージする重々しいイントロとは違い、ホルンのちょっと間の抜けたような音で始まる、ほのぼのとしたボーカル曲。しかしRichard Sinclairの優しく淡々と歌うメロディーが自然にしみ込んでくる。
内容はゴルフ上でお茶を売っている少女と偶然出会って、恋に落ちるという素朴で可愛らしい曲。特徴的な音色のDavid Shinclairのオルガンとメロトロンもいい味を出している。
「PVCに身を包み」というのは「ビニールでできた服を着て」という意味。PVCとは塩化ビニールのこと。ダイオキシン問題で今は使われなくなったが、かつては衣類にも使われていた。
おちゃを勧めら れて、「もちろん1杯もらわないわけにはいかなかった、正直に言えば3杯」と言っているからには、すでに、「わたし」が彼女のことを気に入っている様子が うかがえる。その後「彼女が僕に気があることがわかった」とか言っているけれど。
彼女の名前「Pat」は「Patricia(パトリシア)」の別称。別称は元の名前を短く呼び易くしたもの。必ずしも元の名前の一部を取るとは限らない。例えばBethはElizabethの別称だが、RobertはBob、WilliamはBillと呼ばれる。
「talk in morse」は「talk in Morse」と同じと考えて解釈した。「in Morse」は「モールス信号で」という意味。「モールス信号」とは、よく昔の船が遭難した時など、長短2種類の組み合わせでツートンツートンと打つ、通 信用の符号のこと。二人だけでの間で通じるちょっとしたやりとりのことを指しているのだろう。
昨日、ディスクユニオンにレコード漁りに出かける車中で、この曲を聴いていました。いくつか歌詞が聞き取れないところがあったので確かめてみようと、"caravan golf girl lyrics"でgoogleで検索したところ、トップに表示されたのがTAKAMOさんのこのサイトでした。裕福なボンボンのある日の午後を切り取ったような、いかにもCanterbury然とした曲だなあと思います。
返信削除TAKAMOさんの他のprog lyricsもこれから、ゆっくりと拝見します。とても良いサイトですね。
コメントありがとうございます!
削除中々新しい投稿ができないのですが、頑張りたいと思います!!